サルナシは、マタタビ科に属する雌雄異株または雌雄雑居性の落葉性つる植物で、その仲間には科名になっているマタタビや、シナサルナシなどがあります。シナサルナシを品種改良したものが、現在ではポピュラーとなった果物のキウイフルーツです。
サルナシとマタタビは日本全国に自生していますが、マタタビは開花期頃から葉の先が白色化するため探し出し易いのに対し、サルナシは葉柄が赤紫色である事ぐらいしか目立つ特徴はなく、また、マタタビに比べて自生数が少ないため、注意深く探さないとなかなか見つけ出す事は出来ません。

サルナシの果実はキウイフルーツより小ぶりで、表面には毛がないため皮をむくことなく食べる事が出来ます。キウイフルーツよりも香りが強く、かすかな酸味と甘みがある食味の良さから「珍果」と評価する人もいます。そして、果実酒やジャムなどの加工品にも利用されます。また、ビタミンCなどの栄養価がたいへん高く、タンパク質分解酵素を大量に含み、疲労回復、強壮、整腸、補血などの効能があるといわれています。

こちらのサイトにサルナシのがん抑制効果について
非常に興味深い記事が載っています。
※サルナシに皮膚がん抑制効果
※サルナシに肺がん抑制効果

果実の可食部100g当たり

キウイ

サルナシ

ビタミンC

mg/100g

66

180

β-カロチン

ug/100g

65

285

ビタミンA効力

mg/100g

36

130

ビタミンB2

mg/100g

0.03

0.03

ビタミンE

mg/100g

1.2

4.6

カルシウム

mg/100g

27

41

リン

mg/100g

26

49

mg/100g

0.3

0.3

ナトリウム

mg/100g

2

3

カリウム

mg/100g

290

320

ルテイン

ug/100g

418

762

クロロフィル

mg/100g

1.65

3.88

アクチニジン

mg/100g

238

460

食物繊維

g/100g

2.5

4.7

糖度

14.2

17.2

※四訂日本食品標準成分表による

名前の由来は、「猿が好んで食べる梨のような実」と言われて、「不老不死の果実」とも言われているさるなしは大変栄養価が高く、特にビタミンCが豊富であり、さらにミネラルも大量に含み、ゲルマニウム・セレン・タンニンを含むことから抗酸化作用があり、アンチエイジング食品としても注目されています。
また白血球の働きを強め免疫力を強化し、風邪や癌を予防する効果もあるといわれています。さらに果糖・ベントーズ・アラピノガラクタンなどのほか、タンパク分解酵素を大量に含み、疲労回復・強壮・整腸・補血などの効果があります。

さらに、今話題のルテインの含有量はフルーツの中でも抜き出ており、白内障や加齢性黄斑変性症の予防効果があるといわれています。
 また近年の研究で、サルナシの成分にIgE抗体を抑える働きがあることが発見され、現在注目を浴びています。アレルギー反応は、IgE抗体が増え過ぎてしまったことにより、抗原(花粉、ダニ、アレルギーを引き起こす原因物質)と結びつき、くしゃみや鼻水等のアレルギー反応を起こします。このIgE抗体をサルナシは抑えることができるのです。
さらに自然食品ですので、ステロイドなどが含まれておらず、副作用の心配も全くありません。

当農園の所在地は日本一のブランド米コシヒカリを産する魚沼にあります。
山間を縫うように数多くの川が、山からのミネラルたっぷりの水を中央に流れる信濃川へと運び入れています。
それらの川が作り出した肥沃な大地と、県内で最もはっきりとした四季感や、実がつく夏季の昼夜の寒暖の大差が旨みのあ作物を育ててくれます。
また、この地では 縄文土器が数多く出土されています。
当時生活するには過酷過ぎるこの雪深い地域に縄文人

が住み続けていたと言うことは、古来より肥沃な土地であったと推測されます。
その大地は長い冬の間、ミネラルたっぷりな水をすい続け、深い雪の下で静かに充電をし、やがて春ともなると、新しい息吹を宿し魚沼独特な四季折々の気候の中で、 緑は深く実は旨みを増して育ってゆきます。

当魚沼山菜農園は、
その肥沃な大地の恵みを余すことなく活用できる全く車の往来の無い山間部に位置し、
澄んだ空気の中、健康のために毎日口にするものだから、幾手間の作業も惜しまず農薬を一切使用せず、自然の恵みと大地の力のみで耕作をしております。

体にも美味しいさるなしが採れるゆえんは、そういった「こだわりの農法」にあります。




9000坪に2500本のサルナシを栽培(2003年現在)
サルナシの豊かな風味と比類まれな栄養成分にいち早く着目し栽培を手がけて20数年。
肥沃な大地の力をかりて苗木より丹精込めて栽培し続け、今では日本一のサルナシ農園となりました。
サルナシは、雌雄異株と、雌雄混株とがあり、栽培にはこの雌雄混株を植えます。 6~7月にマタタビの花と似た5弁の白い花が咲き、 8月になると細丸い実をつけます。

収穫も終え、秋も深まりいよいよ冬支度の季節です。
ここ魚沼は日本でも有数の豪雪地帯。木々を1本一本積雪に負けぬように束ねる作業は重労働であるが、次なる収穫の為には手を抜けない作業。

サルナシは美味しいばかりではなく、昔より不老不死の果実と呼ばれており、必ずやかたよりがちな現代の食生活に必要な栄養を補ってくれるものと、20余年の間栽培し続けてきました。
近年アレルギーの要因とされるIgE抗体を抑える働きがあることが発見されました。
このように大変優れた果実ではありではあります、市場にて流通することは稀で、通常の食生活に取り入れることは大変難しい果実でした。
その珍果ともよばれているサルナシを皆様に摂取しやすいよう栽培から加工、商品開発と、おこなっております。 

サルナシを用いた実感調査及びその使用機序を北里大学保健衛生学院に依頼し、その結果が先ごろ第9回 日本機能性食品医用学会において発表されました。※1

※1 日本機能性食品医用学会発表の詳細はサルナシのページに載せてあります。

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